今月の床の間

6月の床の間

2013.6.25

梅雨らしい天気になってまいりました

外はジメジメ。

しかし床の間には

すがすがしい風が吹いています。

今月の書はお見せできないのですが

こんな言葉が書いてありました。

薫風自南来

(くんぷうみなみよりきたる)又は(くんぷうじなんらい)

この禅語には続きがあります。

殿閣微涼を生ず

意味はこんな意味です。

普通、人々は夏の日の厚さを嫌がるけれど

私はこの夏の日が一番好きである。

日は長いし、

暑い中にも時折り、木立から吹いてくる薫風によって、

宮中もに涼しさが生まれます。

そのすがすがしさは

むしろ夏でないと味わえないのです。

写真 (43)

花は

・虎の尾

・稚児百合

・蛍袋

・突抜忍冬

・いぬごま

です。

 

こんなふうに

夏は薫風がふわっと通り過ぎるような

風通しのいい家を作れるよう

軸の言葉を心に留めて

明日からも仕事に励みます。