2013.7.22
材木の表面を削り、仕上げる為の道具。
材木の面をとる場合にも用いられる。
どんな材料をどのように加工するかにより、
鉋の形状は異なる。
【道具のコラム】
7月21日はなんてんカフェの夏祭りでした。
夏祭りでは木の車を作るワークショップも開催!
その木の車の部材の面取りをする為、鉋(かんな)を購入!
少し急ぎの用でしたので、刃を研がずに使える替刃式のものを購入しました。
さて、やるか。
と思いきや、
「鉋はまず台直しをしないと。」と大工さん。
やっぱり大工道具は仕込みが基本のようです。
「台」とは鉋の木の部分のことを言います。
鉋をかける木材の表面の凸凹と「台」の凹凸が当たり、
木材にうまく刃がかからないことを防ぐ為に
「台直し」をします。
上の写真で説明すると、
・赤の部分の高さが揃っている。
・赤以外の部分の高さが揃い、なおかつ赤の部分よりもでっぱっていない。
状態にするのが「台直し」です。
特に、刃より前方の部分がでっぱっていると
木材に台が当たってしまい、うまく刃がかかりません。
なるほど!
大工道具の仕込み、納得の連続です。
鯰組 櫻井