2013.8.23
盆明け、O邸では外部工事を行っています。
工場では外部木枠の加工中。
「木枠」は開口部の周りに取り付ける材のことで、
外壁より外側に取り付けるものを「外部木枠」と言います。
下の写真は外部木枠に溝を突いているところ。
「溝を突く」というのは現場用語で、「溝を掘る」ことを意味します。
この溝が今回のタイトルの「壁じゃくり」。
「しゃくり(じゃくり)」もまた現場用語で、溝のことを意味し、
「しゃくる」といったように動詞にもなります!
↓ 壁じゃくり
この「壁じゃくり」に入るのは、、左官!!
これには大きく2つの理由があります。
1つ目は、「壁じゃくり」が左官の仕上げ面の目安になり、
仕上がりが揃いやすい、ということ。
2つ目は、木枠や左官が年月を経て痩せたり、建物が揺れたりした場合に、
木枠と左官の間に隙間ができない、ということ。
なるほど!!
今では「壁じゃくり」をしない家づくりも多いそう。
丁寧な家づくりに欠かせない「壁じゃくり」なのでした。
鯰組 櫻井