2013.10.11
現場では壁、天井の仕上げが始まっています。
O邸は一部の漆喰塗りを除き、そのほとんどがベニヤ仕上げです。
こちらが一階のシナベニヤ仕上げ。
こちらが二階のラワンベニヤ仕上げ。
一般的にラワンベニヤを仕上げに使うことはあまりないのですが、
二階に住むお施主さんの強い希望によって
二階の仕上げにはラワンベニヤが使われることになりました。
ベニヤなどの貼り方には
「目すかし」で貼る方法と
「突きつけ」で貼る方法があります。
下の写真の天井は「目すかし」、壁は「突きつけ」。
貼り方ひとつで印象が大きく変わるのがわかります。
また印象だけでなく、施工の難易度も変わります。
「突きつけ」の場合、ベニヤとベニヤをぴったりに貼る必要があるため
「目すかし」に比べ手間がかかります。
どこを「目すかし」して、どこを「突きつけ」にするのか。
意匠性だけを考えた頭でっかちなデザインでも
施工性だけを考えた堅苦しいデザインでもなく、
意匠性と施工性のバランスがうまくとれたデザインが良いと
現場は教えてくれるのでした。
鯰組 櫻井