2013.12.27
2013年もあともう少し。
師走のヒンヤリとした空気の中、O邸では残りの外部工事が行われています。
玄関のアプローチにはルーバーを設置中。
正面から見て、ルーバーが斜めになっているのが特徴です。
外部の木工事で最も注意する点は
雨水によって木を腐らせないようにすること。
このルーバーは上から吊ることによって
地面との間に隙間を設け、
雨水がルーバーの足元に溜まらないように設計されています。
下の写真は高さの微調整をする為のクサビ。
クサビを二つ重ね、一方のクサビを叩けば、
水平を維持しながら高さを上げていくことができます。
下の写真はルーバーの裏側。
縦のルーバーをつなぐ横に流れる材料は
雨水が溜まらず流れるよう、少し傾いてついています。
こんな細かい工夫ひとつで
木の寿命は大きく変わるのです。
鯰組 櫻井