2014.3.3
建築ってつくづく “原始的” な産業だなぁ、
と、
常々思っている宮原です。
地球に建てる以上、
当然のことながら、”重力” という見えざる敵が相手になりますし、
天然の木材を使えば、乾燥によって割れたり縮んだりすることもあるでしょう。
また、
ときには天候に左右され、工程の変更を余儀なくされたかと思えば、
土地によっては、水はけのよい地盤・そうじゃない地盤…… いろいろあります。
さて今回は、地盤のお話。
東京は、ご存知の方も多いと思いますが、「河川跡・暗渠」の宝庫。
今回進行中の物件も、都内某所の河川跡。
かつての川底の上に盛土をした、地盤改良の必要な土地です。
地盤改良にお金がかかってしまうのは、
工務店としても、
ひいてはお客さんとしても、
正直悩ましいところではありますが、
それは致し方ないコト。端折るワケにはいきません。
「千里の道も一歩から」ではありませんが、
「よい住宅も地盤から」とでも言いましょうか。
「砂上の楼閣」では困りますからね。
地味なことからコツコツと。それが鯰の基本スタンスなのです。
鯰組 宮原(現場監督)