2012.5.12
いよいよ上棟式の日です。
当日の天気はハレ!!まさに絶好の上棟日和でした。
上棟式とは
木造軸組み工法では棟木が棟の上に上がった日に行う儀式です。
昔は組みあがったことを祝い、工事の無事を祈願する「儀式」だったのですが
今の上棟式はお施主さんが職人さんに工事の感謝を示し、お祝いをする。
というような意味合いが強くなってきています。
今の家づくりではこの上棟式を省いてしまったり
建売の住宅ではそもそも上棟式が無かったりするのですが
鯰組はこの上棟式をとても大切に考えています。
何故かは後半でご説明します。
さて上棟式前の最後の一仕事。
棟が上がりました!!
上棟式には鯰組のメンバーが
出来る限り集まります。
協力会社の鳶の親方も駆けつけてくれました!
今日は親方の木遣も聞けますよ!!
本格的ですね。こんな上棟式はなかなかありません。
まずはお施主様のお子様とお父様がいらっしゃいました。
小さなお施主様は「ボクの家!」とはしゃいでおり
おじいちゃんは大変そうです。
続いてお施主様登場。
今日は奥様は赤ちゃんがもうすぐ生まれるため参加できず
ご主人と息子さん、ご主人のご両親の参加です。
上棟式ではまずは家の四隅に米・塩・酒をまきます。
そしてお施主様より職人たちに感謝の言葉が延べられます。
職人たちが口々に言っていた言葉が印象的でした。
「こんな立派な上棟式久しぶりだよ」
「今はみんな建売だからこんなことないからな」
「でもこの家は立派だよ、いい材を使ってるし、立派だ!」
やはり
お客様が家づくりに関わった分
職人もそれにこたえる仕事をする。
なんか当たり前のことが当たり前に目の前で起こっていて少し感動です。
今回の現場は鯰組事務所から徒歩圏内
ということでお酒がすすみます!!
料理はお施主様が椎名町のおいしいカレー屋さん
コスタデルソルさんで用意してくださいました!
コスタデルソルさんは鯰日和の設置にもご協力いただいております。
初めて食べるエスカルゴのおいしさにびっくり!!
思わず灰皿にしている職人さんも。
おもしろいので写真を撮らせていただきました。
※もちろん火気厳禁なので煙草は離れて吸いますよ
お施主さんと職人さんが冗談を言ったり思い出話をしたり …
こんな立派な上棟式を用意してくださったお施主様。
ここまでしてくれたんだから絶対に良い家にしてやるぞ!と思うのが人情家の職人たち。
職人って情が熱いんです。
人と人とでつくるのが、家。
こうやって顔を突き合わせて感謝の気持ちを持ち合うことが
より良い家づくりを支える基盤になるのだと思います。
だから鯰組は上棟式を大切にします。
最後は鳶の親方の木遣りと三本締めで、締め!
親方の美声にみんな聞き惚れてしまって写真撮影を忘れてしまいました!