仕上げ　【左官編】

2014.9.3

さて、前回に引続き、今回も ”仕上げシリーズ”。

【左官編】　です。

Y邸の壁および天井の仕上げは基本的に　「壁紙仕上げ」　なのですが、

リビングの壁だけはお施主様のご希望で、「漆喰仕上げ」　になっています。

▲鏝（こて）を使って丁寧に

平滑になるよう、丁寧に丁寧に、鏝（こて）で押えていきます。

左官屋さんいわく、

ただ闇雲に押えればいい、というモノではないらしく、

押え具合が甘い（＝弱い）とダメ！　なのはもちろん、

押さえが強すぎても、こんどは ”てかてか” してしまう、とのこと。

奥が深いですね。

玄関土間も、左官屋さんの出番です。

Y邸では玄関土間に　「墨モルタル」　を使っています。

「墨」というコトバからも想像できる通り、仕上がりは文字通り ”真っ黒”。

重厚感が漂います。

▲塗り作業の様子

墨モルタルの完成形がこちら。

玄関引戸のレールも、ちゃんと埋め込んであります。

《おまけ》

プチ縁側の土間は、モルタル薄塗り仕上げ。

これも左官屋さんの守備範囲。

鯰組　宮原（現場監督）